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社会的なニーズ

ペットのオーナーになるということは命を預かる責任と義務を負うということです。例えば犬を飼うときには保健所への登録と1年に1回、狂犬病の予防接種と混合ワクチンの摂取(血液検査も含む)の義務が課せられます。

それに加えて季節によって月に1度のフィラリア予防薬の投与と防ノミ・ダニ薬の投与も必要になってきます。フィラリアは蚊を媒体として犬や猫に感染し心臓に寄生虫が住み着く恐ろしい病気です。したがってフィラリア予防薬は義務ではありませんが、飼い主としての義務だと考えましょう。これらは毎年必ずやってくるもので狂犬病の予防接種は自治体によって助成金が出る場合もありますが、その他の費用は全て飼い主さんが全額負担することになります。

これは1例ですが、6ヶ月分のフィラリアの薬代と防ノミ・ダニ薬代、年に1度混合ワクチン代、それにまつわる検査代とを合わせると8kgほどの中型犬では6万円以上の費用が掛かることになります。これは健康な犬にとって必要なものなのです。ペットの治療費には地域差があります。もし、都心でミニチュアシュナウザー程度の大きさの犬を2匹飼うとなるとこれの2倍の費用が毎年掛かることになります。

また生き物なので何かしらの病気や怪我を負うこともあります。人間であれば健康保険を使える病気や怪我でもペットの治療費は全て飼い主さんの自己負担となります。手術や 入院などを行う場合は多額の費用が掛かってきます。また病気や怪我以外にもペット数の増加とともに他人や他のペットに怪我をさせるという事故件数も増えてきました。こうした事情を背景に疾病やペット賠責に対応するような総合型のペット保険へのニーズが次第に高まっていったのです。

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