
ペットに対する認識が家畜から家族へと変わったことで、ペット医療の技術は大幅に進歩しました。今では犬や猫など家庭で飼われる主なペットと牛や馬、豚などの畜産動物についての治療方法はほぼ人間と変わらないレベルにまで達しようとしています。
また餌の質も改良が重ねられ、通常のペットフードもドライタイプからウェットタイプまでバラエティに富んでいます。こうしたことでペットも人間同様に高齢化が進んできました。かつては犬で10年、猫で8年と言われていた平均寿命が犬で13~15年、猫でも10年と平均寿命が延びています。ペットの高齢化と室内飼育が増えたことで急増している病気があります。がんと肥満です。
がんについての治療の進歩は目覚しいものがあります。現在では人間と同様、エコー検査やCT、MRIなどの最新検査方法の導入や術式の確立、抗がん剤による化学療法、放射線治療などが確立されています。それ以外にも人間にも様々な感染症があるように犬や猫にも感染すると怖い病気があります。
フィラリアはその代表ですが、そういった病気やその他の感染症にかからないように予防接種を受けさせたり、投薬を行ったりする際の薬剤もより副作用が少なく、特に経口薬やペットが口にして飲み込みやすい形状のものになるように工夫されています。
特にフィラリアを予防するためのカルドメックと言う薬は肉を固めたブロックのような形をしていて犬や猫が喜んで食べるようになっています。高度な医療に進化していくのに呼応してペット保険への需要もたかまり、現在では多くの飼い主さんたちがペット保険へ加入しています。縁があって出会い、家族の一員となった大切なペットですから、長生きして天寿を全うさせてあげたいものですね。