
人に限らず、犬や猫などのペットの高齢化に伴って全体の死亡率に占めるがんの割合が年々増えてきています。10歳を過ぎたら獣医さんでの定期的な健康診断を受けるようにしましょう。ペットは言葉によるコミュニケーションが取れないため、日頃からよくペットのことを観察することががんの早期発見には不可欠です。ブラッシングの時や食欲、便や尿の状態などはこまめにチェックするようにしてください。
また小型犬に比べると大型犬の方ががんに掛かりやすいといわれています。犬種的にはゴールデンレトリーバー、ボクサー、ジャーマン・シェパード、エアデールテリアなどの大型犬ががんに掛かりやすく、特にグレートデン、セント・バーナードなどの超大型犬は骨肉腫に掛かりやすいといわれています。小型犬の中ではスコティッシュ・テリアが比較的がんに掛かりやすいそうです。
ただしこれらの一般的な傾向よりも高齢による罹患リスクの方が高いという報告もあります。特に雌犬の場合は子宮や卵巣などのがんに掛かりやすい傾向があるため出来るだけ早い段階での避妊手術を検討してください。これは人間にも言える事なのですが、がん発症の原因因子にはストレスやタバコ、食生活が挙げられています。
これはペットにとっても同様です。特に体重が人間よりも軽くて小さい犬や猫にとってタバコの煙は肺がんへの発症リスクを高めます。もちろんペットがタバコを吸うということはありえませんが、飼い主が喫煙した場合に吐き出した煙を副次的に吸う受動喫煙が悪影響を与えてしまいます。またコミュニケーション不足や散歩不足は犬にとって非常にストレスになります。
愛犬と一緒にいられる時間は精一杯の愛情をもってコミュニケーションをとるようにしてください。がん治療には非常に高額な治療費が掛かってきます。ペット保険への加入で万が一の場合に備えましょう。